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2012.08.04
新住宅とローコストの考え方
今回から、新企画住宅のコンセプトと合わせてローコストの考え方を
ご説明していきたいと思います。 【真面目に!】
新しい企画住宅、アートホーム工房のローコストと建築の考え方の結論みたいなものです。
『どうやって安くしているのですか?』との質問を受ける事が多く、その都度ご説明はしていますが
今回は書いてみました
構造について
最近は瑕疵補償などの検査があり、『手抜き工事』といった類はないと思いますが、構造材には規定が
無く【昔、JIOさんでは含水率検査まで現場で行っていましたが、今はそこまでの検査はありません】
乾燥材なのか、グリーン材【含水率の高い未乾燥材】なのかで金額に大きな差があり、高価な乾燥材を
使うとコストに大きく関わってきます。
しかし、ここで収縮の大きいグリーン材を使うのはローコストとは意味が違ってくると思います。
それと、落とし穴が1つ、どこまでの材料に乾燥材を使っているのか!
最悪、柱だけと聞いた事があります。
グリーン材が絶対悪ではありませんが、最近の住宅は金物の進化で、金物を多用していますので
収縮や割れでビス等が利かなくなれば強度も著しく弱くなるのは明白な建築事情があります。
【十数年前はグリーン材が普通でした】
結果、収縮などによる変形を最小限抑える為、柱、梁、桁、間柱、野縁【天井などを組む下地材】等は
コストを考えずやはり乾燥材を使います。
自然乾燥の物が最善ですが、私の考えでは機械乾燥で十分だと思います。
金額だけでなく、構造材の確認も大切です!!
結論:構造材はどんなに金額が掛かっても、コストダウンとは別問題
【アートホーム工房は以前から乾燥材を使用しています】
内装について
設備器具はさじ加減。キッチンも洗面台,ユニットバスも高価な物から安価な物まで
多種多様揃っていますので、選ぶ時は何が必要で、何が無駄なのかを選択するのはお客様です。
ガス仕様なのかIHヒーターなのかなど、コストを下げるのはお客様次第です。
仕上げ材でも、床材が無垢と合板フロアでは金額に大きい差があります。
これも、その都度お客様にご説明し、より適した物を決めています
さわり心地や見た目などは無垢材の方が断然良いですが、、
幾つかの欠点も、
1、 傷が付やすい。
最近の合板は表面強化がアップし、ワックス不要が一般的になっていますが、無垢材は爪の先で
押えても 傷が付くくらい表面が柔らかい
2、 日本特有の気候が影響します。
無垢材は湿気の多い梅雨時期は膨張し、乾季の時期は収縮します。
それによりひずみが生まれ床鳴りの原因になり、湾曲する事もあります
金額、見た目だけで材料を選択すると上で述べたことが大きく現われます。
無垢材も木材の種類により特徴が大きく違いがあり、杉やパイン、サクラなどは影響が大きく、
チークやカリン材は表面が硬く、変形は少ないのですが、より高価になります。
無垢材を使いたい場合は、施工する場所を限定し用途に合わせ選べばコストも抑えられると思います。
今回の企画住宅は、無垢材はオプションですが、採用している合板フロアも
現場の意見などを取り入れた商品を採用しています。
現場の意見とは、一番材料を手で触れている大工さんからの意見で、切断した時にわかる材料などの
疑問点を会社で検討していますので、価格だけの判断はしていません。
壁紙の材料は大きく2つに分かれ、量産品と1000番台があり、ベースに使う白の無地は
量産品のクロスで十分と考えています。
どうしても量産品は種類や個性的なものが無い為、使用箇所で貼り分ければコストダウンに
つながります。
ですから私達の企画住宅は7【量産品】対3【1000番台】の割合で設定しています。
ここまで書いている内容から,どこでコストを下げているの?と疑問視されても
おかしくない内容ですが、次回でアートホーム工房のコストダウン考え方!!
乞うご期待。
忙しいと言うわりに長々と書いていますが、企画を考えている自分のマトメみたいなものかもしれません。
ご説明していきたいと思います。 【真面目に!】
新しい企画住宅、アートホーム工房のローコストと建築の考え方の結論みたいなものです。
『どうやって安くしているのですか?』との質問を受ける事が多く、その都度ご説明はしていますが
今回は書いてみました
構造について
最近は瑕疵補償などの検査があり、『手抜き工事』といった類はないと思いますが、構造材には規定が
無く【昔、JIOさんでは含水率検査まで現場で行っていましたが、今はそこまでの検査はありません】
乾燥材なのか、グリーン材【含水率の高い未乾燥材】なのかで金額に大きな差があり、高価な乾燥材を
使うとコストに大きく関わってきます。
しかし、ここで収縮の大きいグリーン材を使うのはローコストとは意味が違ってくると思います。
それと、落とし穴が1つ、どこまでの材料に乾燥材を使っているのか!
最悪、柱だけと聞いた事があります。
グリーン材が絶対悪ではありませんが、最近の住宅は金物の進化で、金物を多用していますので
収縮や割れでビス等が利かなくなれば強度も著しく弱くなるのは明白な建築事情があります。
【十数年前はグリーン材が普通でした】
結果、収縮などによる変形を最小限抑える為、柱、梁、桁、間柱、野縁【天井などを組む下地材】等は
コストを考えずやはり乾燥材を使います。
自然乾燥の物が最善ですが、私の考えでは機械乾燥で十分だと思います。
金額だけでなく、構造材の確認も大切です!!
結論:構造材はどんなに金額が掛かっても、コストダウンとは別問題
【アートホーム工房は以前から乾燥材を使用しています】
内装について
設備器具はさじ加減。キッチンも洗面台,ユニットバスも高価な物から安価な物まで
多種多様揃っていますので、選ぶ時は何が必要で、何が無駄なのかを選択するのはお客様です。
ガス仕様なのかIHヒーターなのかなど、コストを下げるのはお客様次第です。
仕上げ材でも、床材が無垢と合板フロアでは金額に大きい差があります。
これも、その都度お客様にご説明し、より適した物を決めています
さわり心地や見た目などは無垢材の方が断然良いですが、、
幾つかの欠点も、
1、 傷が付やすい。
最近の合板は表面強化がアップし、ワックス不要が一般的になっていますが、無垢材は爪の先で
押えても 傷が付くくらい表面が柔らかい
2、 日本特有の気候が影響します。
無垢材は湿気の多い梅雨時期は膨張し、乾季の時期は収縮します。
それによりひずみが生まれ床鳴りの原因になり、湾曲する事もあります
金額、見た目だけで材料を選択すると上で述べたことが大きく現われます。
無垢材も木材の種類により特徴が大きく違いがあり、杉やパイン、サクラなどは影響が大きく、
チークやカリン材は表面が硬く、変形は少ないのですが、より高価になります。
無垢材を使いたい場合は、施工する場所を限定し用途に合わせ選べばコストも抑えられると思います。
今回の企画住宅は、無垢材はオプションですが、採用している合板フロアも
現場の意見などを取り入れた商品を採用しています。
現場の意見とは、一番材料を手で触れている大工さんからの意見で、切断した時にわかる材料などの
疑問点を会社で検討していますので、価格だけの判断はしていません。
壁紙の材料は大きく2つに分かれ、量産品と1000番台があり、ベースに使う白の無地は
量産品のクロスで十分と考えています。
どうしても量産品は種類や個性的なものが無い為、使用箇所で貼り分ければコストダウンに
つながります。
ですから私達の企画住宅は7【量産品】対3【1000番台】の割合で設定しています。
ここまで書いている内容から,どこでコストを下げているの?と疑問視されても
おかしくない内容ですが、次回でアートホーム工房のコストダウン考え方!!
乞うご期待。
忙しいと言うわりに長々と書いていますが、企画を考えている自分のマトメみたいなものかもしれません。
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