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前回からの続編
前回は、構造、内装についてアートホームの考え方を書きしましたが、
『結局どこでコストを抑えているの?』と声が聞こえて来るような内容で終わりました。
実際、本体工事ではいい物創る中でのコストダウンは限られて、大幅な事は難しいと言うことです。
ではどこでコストダウンをするのか?それは、本体工事に必要ないところから省く!
会社経費をシンプルにし大きくしない。その考え方は、会社の都合上で存在する営業専門職を置かず
お客さまの声を、シンプルに伝えるのは設計であり、コーディネーターの方が的確で、迅速に
流れます。
シンプルな経理も重要で、会社経費を大きくする原因【融資金利、広告費】を最小限に抑える。
工事の一括下請けをせず、細部にわたり工事の分離、等々で私達の会社はローコストを実現して
います。

そんな事を考えている時、値段を抑える事だけで、まだおもしろい家は出来ないのか?自分なりに
幾つかのテーマを掘り下げ、過剰な設備投資を抑えた理想的な家を何かを創ってみよう!!
が始まった。

新企画住宅 《 SUMIKA 》の内容

基本は【安心】【快適】【経済的】【健康的】【デザイン】
家に求める物を、費用対効果のバランスで考え、コスト、デザイン、居住性に優れた家 
それが《 SUMIKA 》です

【安心】
地震大国日本に住み、何時起きるか分からない地震から家を守る対策の中で、耐震、制震、免震工法
の中で効果の高く、コストも安い物は何かと探していると、最大70%ゆれを吸収してくれる
制震ダンパーにたどり着き、しかも低価格、販売メーカーさんも大手の商品。
これを標準装備とさせて頂きました。

【快適】
快適な生活とは何かを考えて一番に浮かぶのが室内温度。
地中熱利用や、吹き付け断熱工法など方法も様々、地中熱利用は冷暖房設備がほとんど
要らないとか、吹き付け式断熱は効果が絶大だとか、しかし費用もそれなりにします。
確かに断熱効果が大きければ良いのですが、北海道と同じ仕様がここ熊本に必要なのか?
私の施工経験の中で、エコポイント対象〔今は終了しています〕の次世代省エネルギー基準〔等級4〕
Low-E複層ガラスで十分で、費用対効果で考えてみても無駄の無く最良だと思います。
もう1つ快適は、閉塞感を感じさせない空間。
リビングなどに居て、外部から視線を感じ、カーテンを閉め切っては広がりも感じない為、
北側を常にオープン状態でも視線を感じない中庭付きの窓を設け、リビングと一体化し、
開放感を演出する配置を基本採用しています。

次回も《 SUMIKA 》の内容です